WORKS活用・別注製作事例

【別注製作事例】バレルカゴ内臓小型循環式サンドブラスト機 ASB-2-BL型(バレルカゴ回転数調整機能付きモデル)

先日、「バレルカゴ内臓小型循環式サンドブラスト機 ASB-2-BL型」を納入させて頂きました。

今回は、いままで「ASB-2-BL型」を数台ご愛用頂いておりますお客様から、追加導入に伴なうご要望がございまして改造対応しました。
主な改造対応内容は下記の通りです。

・操作パネル設置場所の移動
・バレルカゴの回転数調整機能
・デジタルタイマー化

操作パネル設置場所の移動
こちらのお客様の場合、処理対象ワークが多品種少量で、ワークの寸法や形状によってはバレルカゴ自動ブラストを使用できず、手動でサンドブラストを行う機会もございます。
作業者の手による長時間作業になることもあるので、脚高の椅子に座って作業したいという要望がございました。
その場合に問題となるのが、作業者の足がサンドブラストの操作パネルに接触してしまうこと!!
そこで、操作パネルを正面から左側面に移設しました。

これで足元スッキリ!!最適な脚高の椅子だけご準備頂ければ、座りながら快適にブラスト作業ができますよ!

バレルカゴの回転数調整機能
標準仕様の「ASB-2-BL型」のバレルカゴの回転数は、50Hz地帯:6.9RPM、60Hz地帯:8.6RPM の固定ですが、スピコンモーターキットを装着することで 0.7~10.7RPM間で任意の回転数を設定できるようにしました。
いままでは、処理対象ワークによってはしっかりメディアが当たっていない事象が発生していたのですが、バレルカゴ回転数を低くすることでしっかりメディアが当たるようになり、綺麗に仕上がるようになりました。

標準仕様バレルカゴ(8.6RPM)
スピコンモーター搭載バレルカゴ(3.0RPM)

スピードコントローラーは操作簡単のジョグダイヤル式。運転中でも回転数調整を行えます。
粉塵混防止のため、防塵カバーも装着しました。

バレルカゴ操作パネルも専用設計です。
正面から操作、視認できて、LED表示付き「運転開始」ボタンと「一時停止/再開」ボタンと設置しましたので、使い勝手も大きく向上しております。
これで装置外寸は標準仕様と同じですよ!無駄なく設計できました。

デジタルタイマー化
標準仕様の「ASB-2-BL型」のタイマーはゼンマイ式ですので、秒刻みの細かい設定はできませんでした。
デジタルタイマーに変更することで、00分01秒~30分00秒 間で精度の良い条件設定をが可能になりました。
また、デジタルタイマーは上限リミット(今回は30分00秒)を掛けることができますので、うっかり長時間設定してしまったといった誤作動防止にも役立ちます。

本装置2台を含めて、こちらのお客様には「ASB-2型」シリーズを計11台配備して頂いております。
数年前に初回納入させて頂き、毎年1~2台増設頂いておりますが、1台も休み事無く毎日稼働されてるということで大変嬉しい限りです。
「今回の改造機はまた一つ『理想のサンドブラスト機』に近いものになった」とのお言葉を頂戴致しました。
お客様のご要望にお応えできる仕様の装置が製作できましたことに感無量です。

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