WORKS活用・別注製作事例

【仕様変更事例】小型循環式サンドブラスト機 ASB-2N型(ノズル口径φ4.0mm仕様+超小型簡易集塵機装着モデル)

小型循環式サンドブラスト機 ASB-2N型」の仕様変更モデルを納入させて頂きました。

今回は、ノズル口径を1サイズ小さくした「ノズル口径φ4.0mm仕様」と、オプション集塵機として「超小型集塵機 CKU-050-SP-HI型」を装着させて頂きました。
本納入事例につきましての詳細は動画でも公開しておりますので、是非ご覧下さい。

1.ノズル口径φ4.0mm仕様

「ASB-2N型」はノズル口径が標準はφ5.0mmで、他にφ4.0mm、φ6.0mm、φ7.0mmと仕様変更が可能です。
今回は標準のノズル口径5mmより1ランク小さい4mmに変更しております。
ノズル口径を小さくすることにより、表面加工能力は少し低下し、投射面積も多少狭くなりますが、短時間使用でしたら0.75kW(1馬力)のエアーコンプレッサーでもお使い頂けます。

標準仕様(ノズル口径φ5.0mm)の場合、必要なエアーコンプレッサー能力は最小で1.5kW(2馬力)、推奨で2.2kW(3馬力)となっておりますが、この能力のエアーコンプレッサーは業務用仕様では三相200V電源しかありません。
しかしながら、0.75kW(1馬力)ですと100Vの家庭用電源で使えるモデルが存在します。
このため、この仕様変更を行うことで、全て100V家庭用電源でサンドブラストシステムを構築することができます

実は、「ASB-2N型」の優れた表目加工能力と省スペース性を気に入って頂いているのにも拘らず、エアーコンプレッサーの電源が三相200Vになるため導入を断念されたお客様って結構いらっしゃるんです(涙)
うちでは100V電源しか通っていないから導入をあきらめていた・・・という方にも、低予算で快適に本格的なサンドブラスト作業を行える仕様となっております。

使用条件によりますが、連続投射で1~2分程度は問題無くご使用頂けます。
なお、デチューンしたといってもノズル口径φ4.0mmは同クラスのサンドブラスト機と比べても大容量ですから、ご使用目的によっては十分な能力を発揮します。

ノズル口径φ4.0mm仕様にしますと使用空気量が少なくなるので、メディアの吸い上げ量が小さくなることがどうしても課題になってきます。投射の不安定さや荒い粒度、細かい粒度を適切に投射できないといった点です。
これを解決すべく、ノズル口径4mm仕様には砂供給ユニット(パワーアップキット)を装着しております。

この砂供給ユニット(パワーアップキット)は、砂供給器の中に小さい口径のエアージェットを内蔵しており、空気の力で砂ホースに滞留しがちなメディアを押し出してノズルガン側へ送り込む仕組みとしております。
メディアの吸い上げ量が小さくなる現象をサポートすることにとり、投射の不安定さを低減したり、荒い粒度、細かい粒度を適切な投射にもっていくという効果があります。
送り込み用のサポートエアーの流量はダイヤルで無段階調整できます。

2.「超小型簡易集塵機 CKU-050-SP-HI型」の装着

超小型簡易集塵機 CKU-050-SP-HI型」は「ASB-2N型」の下にほとんどはみ出さず設置できますので、省スペース性を確保したい作業現場への設置にお勧めの集塵機です。
ただし、使い捨てフィルター採用で小出力タイプの集塵機ですので、たくさん粉塵が発生するような加工用途や使用頻度が比較的多い場合にはあまりお勧めできません(その場合は出力の大きい「小型集塵機 VF-5N型」の方がお勧めです。

今回はガラスアート関連のお客様よりご用命頂きました。
末長くご愛用頂けることをご期待申し上げます。

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