WORKS活用・別注製作事例

【別注製作事例】スーパーエイトフィニッシャー(研磨槽間口ストレート形状・白ゴム張仕様)

先日、「スーパーエイトフィニッシャー(8の字全面流動式バレル研磨機)」を納入させて頂きました。

汎用タイプの4L(1.0L×4槽)モデルの「DS8-4SE型」になります。
基本的な構造は標準仕様の通りです。

「DS8-4SE型」と「小型 DS8-4SR型」の違いって?

よくこのようなご質問を頂戴致します。

DS8-4SE型」と「小型 DS8-4SR型」は、どちらも総容量4L(1.0L×4槽)。
同じ研磨槽とドラム(公転盤)を採用しておりますので、研磨処理容量や(回転すれば)研磨能力自体に違いはありません。

この2つのモデルの大きな違いは、電源、モーター仕様、ブレーキ方式などにあります。

品番DS8-4SE型 小型
DS8-4SR型
総容量4L4L
タンク容量・総数1.0L×4槽1.0L×4槽
電源三相200V単相100V
出力750W400W
ブレーキ方式電磁式機械式
運転終了
お知らせブザー
有り無し
開口部扉シャッターインターロック片開き扉
(安全対策リミットSW付き)
装置寸法W650xD900xH760mmW550xD650xH700mm
装置重量120kg80kg

DS8-4SE型」は電源を三相200Vでモーター出力が750Wです。
一方で、「小型 DS8-4SR型」は単相100V電源&モータ出力400W。
DS8-4SE型」の方が出力に余裕がある分、研磨槽の内容量が多少重くなっても安定した研磨を行うことができます。

あと、 「DS8-4SE型」は 電磁ブレーキ搭載モーターになりますので、ブレーキが機械式のレバーでは無く、コントロールパネル上のスナップスイッチで切り替えるタイプになります。地味ですが操作は楽になります。

DS8-4SE型」は他に、運転終了をお知らせするブザーを標準装備していたり、開口部が扉では無くシャッターインターロック式となっておりますので、「小型 DS8-4SR型」と比べると利便性や安全対策も1ランク上のモデルです。

但し、「DS8-4SE型」は装置寸法、重量が大きくなりますので、電源確保は勿論のこと、設置スペースにも多少の余裕が必要となります。
あと、どうしても価格は高くなります。

【仕様変更 その①】4輪キャスター仕様

今では70%以上のお客様がご選択される、その装置ではすっかり定番仕様となりました。
アジャスター付きですので、装置の水平出しと設置場所での固定対策が容易に行えます。

【仕様変更 その②】研磨槽の間口ストレート形状化+内面ゴムを白ゴムに変更

今回のメインとなる仕様変更です。

比較的寸法の大きいワークを投入する可能性があるということで、研磨槽の開口部を広めに取るようにストレート形状に致しました。
標準仕様に比べて実容量は若干小さくなりますが、開口部が大きいため、研磨槽内寸(内径)ギリギリのワークを投入することも可能です。

そして、内面のゴム質を標準仕様の天然黒ゴムから「天然白ゴム」に変更させて頂きました。
研磨されるワークが白色や乳白色の樹脂加工物ということで、黒ゴムの場合はどうしてもゴムかすがワークに付着した際に目立ってしまいます。このため、ゴム色をワークの色に近いものに変更させて頂きました。

以前から課題とされていたゴムかすの問題もクリアされたとのことで、お客様にはとても快適にお使い頂いております。
末永くご愛用頂けますことをご期待申し上げます。

秋山産業では、バレル研磨機の別注製作も承っております。
貴社のご要望を是非お聞かせ下さいませ。


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