遠心バレル研磨機
小型遠心バレル研磨機「HS-1-2V型」
遠心バレル研磨機「DRS-30SE型」
DRS-120型
内部構造
複数個の研磨層が公転・自転による高速連続運動を行なう事で、加工物とメディアに遠心力がかかり強力な研磨効果を発生するというものです。
研磨力比は回転バレル研磨機の約30~40倍。加工時間は振動バレル研磨機や回転バレル研磨機に比べて約1/10程度に短縮できます。
その研磨力の強さから、回転バレル研磨機では困難な光沢研磨・鏡面研磨等にも威力を発揮し、その超精密研磨においては従来仕上げが困難だった癖のある材質や複雑な形状の加工物にも幅広く対応します。
姉妹モデルとして、細身の研磨槽(研磨タンク)を採用した『ニードルスーパー』もございます。研磨槽を細身にする事で、「細く、薄く、長く、曲がりやすく、絡みやすい部品」の研磨に特に威力を発揮します。
また、『ニードルスーパー』は改造仕様にも秀でております。
例えば、研磨槽を小室に仕切ったり、複数のゴムシリンダーを装填できる仕様にする事で、小室やゴムシリンダーにワークを1個ずつ投入しつつ多くの数量を同時処理出来る事から、「自重や形状により打痕の発生しやすい部品」の量産加工に適した遠心バレル研磨機にチューンナップする事ができます。
近年の様々な加工ニーズに応える実績を多く持っており、バレル研磨機の可能性を大きく広げている注目の製品です。
機械品番 | HS-1-2V型 | DRS-4SE型 | DRS-10SE型 | DRS-30SE型 |
---|---|---|---|---|
総容量 (研磨槽容量・個数) |
2L (1Lx2個) |
4L (1Lx4個) |
10L (2.5Lx4個) |
30L (7.5Lx4個) |
全体寸法(WxDxH) | 462x420x710mm | 600x900x760mm | 600x900x760mm | 880x960x1,100mm |
機械重量 | 65kg | 120kg | 130kg | 400kg |
出力 | 0.4kW | 0.75kW | 0.75kW | 2.2kW |
電源 | 単相100V | 三相200V | 三相200V | 三相200V |
回転数 | [50Hz] 290RPM [60Hz] 285RPM |
0~200RPM (インバーター制御) |
0~200RPM (インバーター制御) |
0~200RPM (インバーター制御) |
※上記より容量の大きい機種もございます。詳細はお問い合わせくださいませ。
機械品番 | DNS-16SE型 | DNS-32SE型 |
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標準仕様総容量 (研磨槽数) |
12.7L (0.79Lx4本組x1組x4槽) |
25.4L (0.79Lx4本組x2組x4槽) |
研磨槽標準仕様 | シリンダー4本組 (1槽に計4組・総数16組 装填) |
シリンダー4本組 (1槽に計8組・総数32組 装填) |
全体寸法(WxDxH) | 880x960x1,100mm | 1,000x1,000x1,120mm |
機械重量 | 390kg | 600kg |
出力 | 2.2kW | 2.2kW |
電源 | 三相200V | 三相200V |
回転数 | 0~200RPM (インバーター制御) |
0~190RPM (インバーター制御) |
遠心バレル研磨機・ニードルスーパーの特徴
- 強力な研磨力で加工時間が短い
- 少量多種研磨の工程に適している
- 研磨槽の仕様変更(細分化・小室化)により、打痕・変形のリスクを低減した研磨が行なえる
ニードルスーパーの研磨槽仕様例
細身の研磨槽から生み出す無限大の可能性。
研磨槽仕様により様々な加工ニーズに応える『ニードルスーパー』の登場により、バレル研磨機の使用用途が大幅に広がりました。
さぁ、次は御社の加工ニーズをお聞かせください。
【仕様1】研磨槽固定式研磨槽を細身(Slender)にすることにより、ワークへの研磨衝撃を和らげ、打痕や曲がりを防止。
【仕様2】研磨槽細分化式研磨槽を小室(Chamber)に仕切、それぞれの小室にワークを1個ずつ投入する。
【仕様3】スペアポット式スペアポットとして細身のシリンダーの複合体を用いることにより、長くて薄いワークの曲がりや折れを防止。
【事例1】固定式4筒シリンダー
【事例2】固定式5筒シリンダー
【事例3】16筒脱着式ゴムシリンダー
【事例4】8筒脱着式ゴムシリンダー
【事例5】1室バラシリンダー
【事例6】2室バラシリンダー